Monday, November 30, 2009

月夜の思い

今晩の月は美しい。まんまるいし、輝かしい、夢みたいにきれいな月は、まるでかぐや姫がまだすんでいるところみたいな不思議な存在だ。

「今はとて 天の羽衣着るをりぞ 君をあはれと思ひいでける」

二か月まえ、そんな綺麗な月を見て、古い伝説や詩句以外何も思わなかった。毎日夜拾一時、ケントの図書館が閉館する時、私がケントを出て、ケントの階段の前に立った時は私一日中一番大好きな時。左にいるバトラーが見える。そのビルは温かくて、黄色い光を出す。その上、お月さまがぽっかり夜空に浮かんでいる。毎回その景色を見れば、どんな疲れや不愉快があっても、癒された。その美しい景色を見る時は私にとって掛け替えのない時刻だ。

でも今の私、同じような景色、同じような月を見る時、いつの間にか、伝説や詩句以外のものを思っている。こらえ切れず彼のことを思っている。心が乱れる。二か月前の落ち着いている心がなくなってしまった。静かな気持ちがなくなってしまった。彼に出会ったことは嵐のように、私の心を乱して、私の生活をかき回す。心も生活もめちゃくちゃになってしまいそうだと感じているけど、なんかどうしても放せない。今晩のまんまるい月を見る時、感情を抑えきれなく、彼を思い出した。

「限りなき 思ひに焼けぬ皮衣 袂かはきて けふこそは着め」

今晩の月を見る時、彼の傍にいて、ケントで勉強していたことを思い出した。私にとってちょっと近すぎる距離だから、大変ドキドキして、全然勉強できなかった。脳裏でただ「この人がとても好きだ」とのひと事が残った。理性的な思考の能力を喪失してしまったようだ。夢遊するように時間が過ぎ去ってしまったけど、とても幸せだと感じた。ただ彼の傍にいたことだけで、私はとても満足した。胸がドキドキしながら、顔を見て、声を聞いて、その人の存在を感じたことだけで、私はとても楽しかった。言葉にできない平静を感じた。その瞬間、永遠に続きってほしいと思っていた。

二か月前に学校の空手部で彼と出会った。最初は彼の親切と優しさを感じたから、段々好きになってしまったかもしれない。または彼が空手をやった時のかっこよさに引き込まれたかもしれない。「質問、何でも受けるよ」と言われたから、私はずっと彼に迷惑をかけていた。彼は私にとって、春みたいな暖かい存在だ。その人と一緒にいる時、気持ちがとてもよいと感じる。そして、彼に関することは全て私をどきどきされている。空手部の部活動の時、彼の姿をこっそりと見て、いつもどきどきしていた。電話する時、彼の声を聞いて、とてもどきどきした。毎日の午後、彼のメッセージをどきどきしながら待っていった。そしてついに携帯が振動する時、胸はすごくどきどきした。街で偶然に会った時、心臓の鼓動が更に速くて、大変緊張だった。かえって、彼が見えない時、彼に会えない時、私が何かを失うように、いらいらと落ち着かない。最初の時、彼の瞳を見ってだけ、なんか緊張してしまった。電話番号を聞くつもりだったけど結局一言も口に出せなかったこともあった。帰った後で、その気持ちと自分の携帯番号を電子メールに書いて、彼に送信した。一日中ずっと携帯を見つめていた。でも今彼の瞳を見るなら、ドキドキしても話すことができだ。空手部の部活動の時、ドキドキしても、目を直視して彼と組み手をやることもできた。何時も会いたくになったけど、最近対面の機会が更に少なくなったと気付いた。私のますますつのる恋心と逆に、彼は微妙な態度を示しているらしい…今晩の月を見る時、竹取物語の中の詩句を思い出した。

「逢ふこともなみだに浮かぶわが身には 死なぬ药も何にかはせむ」

私は何時も彼に「文語が難しすぎる」と言っていたから、一緒にいる時に日本人の彼に教科書を読ませたことはありありと目の前にあるようだ。彼と一緒に文語の教科書を読んだこと、今思い出しても私をどきどきされている。彼に漢字の書き方を聞いたことも、週二回メールで私の日本語を練習することを手伝ってくれたことも、今毎回日本語を使う時彼を思い出させている。彼が空手をやっていた姿がずっと私の脳裏に浮かんでいる。街頭で彼とちょっと似ていた知らない人にぶつかった時、なんと突然に心臓の鼓動が速くなった。彼と会えなかったこの数日間、まるで百年みたいだった。もう落ちたかもしれないね、私。

昨日、やっと彼を見た。その瞬間、いらいらとしていた心が突然落ち着いた。今日も会えないかなと思っていたのに、彼の姿が見えた。
彼が階段の上から歩いて降りる姿を見ていて、胸がドキドキしてしまった。空手着を着て、道場で正座をしていた彼を見た、抑えきれなくて心を引かれていた。心臓がドキドキした。この瞬間、道場でいる私にとって、世界は後ろへ退って、背景になっていた。他の何もかも重要ではなかった。私の世界中ただ彼の事だけ残っていた。ただ私がこの人がどんなに好きかと言う一つの事だけ残っていた。

月は美しいけど、月光は冷たいそうだ。冷たくても、その光を引き込まれっている人が千百年の間に絶えない。恋も同じようなものだろう。たとえ好きな人が月の上のお姫様だとしても、本当に好きなら、その気持ちが変わらない。どんな遥かでも、どんな辛くても、あの人のためには、何でもするつもりだ。たとえあの人は月に帰るとしても。たとえあの人は人間を愛さないとしても。お月さまは天上に輝き続く、われら人間は地上で恋をし続ける。代々に、限りなくて、愛することと愛されることを伝えゆく。

Sunday, November 22, 2009

今住んでいるところ

私は今コロンビア大学の寮に住んでいる。学校からとても近いし、家賃もすごく安い。寮から学校まで徒歩五分ぐらいから、通学はとても便利だ。だから深夜に図書館から帰る時、一人で歩くのは怖くないと思っている。寮の周りに銀行、スーパ、郵便局、本屋、そしてレストラン等全てそろっている。本当に便利だと思う。何時も付近のスーパで食材を買って料理を作る。また付近のレストランで食べる。でもこの辺り、美味しい中華料理の店は殆どないね。それは唯一の不満だかもしれない。

寮の中ではキッチンとトイレは共用の部分である。共用部分だから、ちょっと汚いし、時々不便がある。例えば料理を作る時、このキッチンは狭いから、最多で二人が同時にいる。そして、みんな同じ冷蔵庫を使っているから、この冷蔵庫は何時も詰め込まれている。そのスイートに住んでいる人は私と私のルームメート以外全て男の子である。夏の時それはちょっと不便だ。私はルームメートが有るけど、彼女は何時もここに住んでいない。家はニューヨークにあるから、大体家に住んでいるらしい。偶に顔を出して、ものを持った後で家に帰る。全体的に見て、私は今住んでいる寮に満足する。

Wednesday, November 11, 2009

今学期の目標をふりかえる

九月の時、私が書いた今学期の目標は「日本語を使って人と話せる、日本語の小説が理解できる、そして日本語で簡単な文章を書けることを目指す」ということだ。その目標を振り返ると、今までは大体出来たと思っています。間違いところがたくさんあるけど、簡単の会話とエッセイが出来ます。日本語の小説について、今は伊坂幸太郎の「終末のフール」と言う本を読んでいます。そして、日本語一年生の友達は三島由紀夫の「金閣寺」がとても好きだから、時々その小説を彼に詳しく説明する。一年生は文法があまり知らないし、時間は大変かかります。この二カ月の間に、日本語の実際的な応用の能力が上達していたのが感じました。良かったね。

今は新しい目標がある。まずは日本語で友達と語り合う時、もっとペラペラになりたい。その上、日本の文化や日本人の考え方がもっと深く知りたい。何時も丁寧で礼儀が正しいけど、距離感が時々感じます。親切にされた時、それは礼儀かどうかちょっと分からない時も少なくない。日本人と中国人の友達付合いの方法には大きな違いがあるかもしれないと思いますね。